おしり周りの血流が悪くなり、血栓(血まめ)が溜まり、パチンコ玉ほどの腫れができた状態をいいます。
おしりへの負担から突然発症し、痛みを伴うケースがほとんどです。
疾患自体は「血液の塊」なので、おしりへの負担軽減と時間経過にともない、腫れや痛みも徐々に治まっていく傾向にありますが、疾患の状態や程度によっては手術を必要とする場合もあります。
似たような状態・症状で「異なる重大な疾患」のケースもありますので、症状が長引くなどした際は、専門医による診察をお勧めします。
図はクリック or タッチすると、高解像度で表示されます
ほとんどの血栓性外痔核は「保存的治療」で改善します。
「保存的治療」で改善しない場合に手術を施します。
保存的治療
排便習慣の改善、食事指導、便秘の解消などの指導と薬物療法を行います。保存治療で改善しない場合に他の治療法を検討します。
図はクリック or タッチすると、高解像度で表示されます
手術を必要とする治療
症状が強い・薬物療法で改善が見られない場合には、局所麻酔後、疾患箇所を切開し、血の塊を排出することで症状の改善を図ります。
図はクリック or タッチすると、高解像度で表示されます